12月の声を聞くと、年賀状書きのシーズンである。

今年はどんな年賀状にしようかと考えるうち、ふと思った。

よく結婚した友人などから、夫婦連名の年賀状が届く。子供ができていれば、子供の名も入って、写真まで付いていることがある。

親戚や、家族ぐるみの付き合いをしている場合はこれでもよかろう。

しかし多くの場合は、付き合いは個人対個人である。自分が直接面識のある本人以外はいわばよけいな情報ではないか。

特に直接の付き合いの相手が女性の場合、年賀状のデザイン・レイアウトによっては、その名前がオマケのように書かれていて、なんだか損した気分である。

やはりプライベートな相手には、本当に「自分の」年賀状を出したいものだ。

そこでわが家では、親戚向けには公共のデザインの年賀状を作成、あとは夫婦それぞれ各自で書くということになった。当然デザインも内容もちがうし、名前もそれぞれ自分の名前だけを書く。

書くと言ってもパソコンで作ったのだが、それぞれ個性的な年賀状になってよかったと思う。